国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「国際青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプログラム)」に採択され、タイの学生らに研修を実施しました

DigitalBlastは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「国際青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプログラム)」に採択され、2023年8月21日~25日にタイのマヒドン大学から大学生2名、教員1名、計3名を招き、「国際宇宙ステーション(ISS)での実施に向けた微小重力下でのライフサイエンス実験に関する研修プログラム」を実施いたしました。

 

DigitalBlastは、人工的に重力を作り出し、多様な重力環境下での植物生理の研究ができる小型ライフサイエンス実験装置「AMAZ(アマツ)」を開発し、ISSへの設置・運用を目指しています。この宇宙実験装置は企業や研究機関向けに実験環境として提供しており、日本国内だけではなく、世界各国のユーザーからも微小重力環境を用いたライフサイエンス実験の場として利用されることを期待しています。

本研修では、DigitalBlast本社にてAMAZのプロトタイプを見ながら宇宙実験の装置開発の取り組みや、ライフサイエンス分野の宇宙実験について議論いたしました。最終日には、宇宙での植物実験に強い関心を持ち、欧州宇宙機関による20Gまでの過重力実験にも参加する植物学が専門のTatpong Tulyananda博士(教員)より、本研修を通して意見交換した植物栽培を中心とした宇宙実験について発表いたしました。

 

5日間の行程では、JAXA筑波宇宙センターを見学し、ISS「きぼう」日本実験棟の細部まで再現された実物大モデルなどを見学。また、DigitalBlastとAMAZにおけるコケ栽培実験の共同研究を行う富山大学を訪問し、ISSでの植物実験の経験・知見を有する富山大学・唐原一郎教授、蒲池浩之准教授の研究グループと意見交換や施設見学を行い、交流いたしました。

 

国際青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプログラム)は、海外の優秀な若者を日本へ短期間招へいし、人文科学および社会科学を含む科学技術分野における日本と全世界の国・地域の青少年の国際交流を推進するJSTの事業です。一般公募プログラムでは大学等の日本の機関が作成する科学技術体験、共同研究、科学技術研修に関する青少年の国際交流計画の実施経費をJSTが支援しています。

 

■当日の様子

DigitalBlast本社でのオリエンテーション

 

JAXA筑波宇宙センター内を見学

 

富山大学での施設見学

 

マヒドン大学・Tatpong Tulyananda博士(左端)の発表(学生は右端から2名)

 

終了証を手にDigitalBlastメンバーと記念撮影

 

DigitalBlastは、これまで培ってきた事業戦略・デジタル・マーケティングの知見、経験を踏まえ、宇宙×DXビジネス人材の育成に貢献してまいります。