【プレスリリース】タイの学生が国際宇宙ステーションでの植物実験を目指してDigitalBlastで研修 宇宙分野での頭脳循環を加速し、アジアからの宇宙実験プラン提案に挑む
2023年8月10日
宇宙産業の活性化や宇宙業界の新事業創出をサポートする株式会社DigitalBlast(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:堀口真吾、以下DigitalBlast)は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の国際青少年サイエンス交流事業「さくらサイエンスプログラム」に採択され、8月21日(月)~25日(金)にタイのマヒドン大学から大学生2名、教員1名、計3名を招き、「国際宇宙ステーション(ISS)での実施に向けた微小重力下でのライフサイエンス実験に関する研修プログラム」を実施いたします。本プログラムに参加するTatpong Tulyananda博士(教員)は植物学が専門で、宇宙での植物実験に強い関心を持ち、欧州宇宙機関による20Gまでの過重力実験にも参加しています。
■目的・背景
近年、有人宇宙旅行ビジネスなどで、宇宙環境での食の確保や植物栽培に対する意識が高まっています。現在、ISS等の微小重力環境下では、植物の育成に大きな影響があることは明らかになっていますが、月や火星等の低重力環境下での植物育成への影響は十分に把握されていません。そのためDigitalBlastでは、人工的に重力を作り出し、多様な重力環境下での植物生理の研究ができる小型ライフサイエンス実験装置「AMAZ(アマツ)」を開発し、ISSへの設置・運用を目指しています。
本プログラムでは、タイの学生らがDigitalBlast本社を訪問し、宇宙実験の装置開発の取り組みやライフサイエンス分野の宇宙実験について議論し、最終日にはタイの学生らがこれまでの研修について発表を行います。本プログラムを通して、宇宙実験の提案や、研究開発に関する相互理解を深め、産学連携ネットワークの構築を図ります。また、JAXA筑波宇宙センターも見学します。
将来、タイの大学がDigitalBlastや日本の大学・研究機関との共同研究に向けて、互恵関係を築いていくためにどのような点を重視すべきかを中心に議論し交流することで、お互いの協力関係を形成するのが目的です。本プログラムをきっかけとして、宇宙分野での国際的な「頭脳循環」を加速させ、今までにない新しい宇宙実験プランをアジアから提案することを目指します。
■国際青少年サイエンス交流事業「さくらサイエンスプログラム」について
本プログラムは、JST主催の「国際青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプログラム)」に採択されたものです。国際青少年サイエンス交流事業は、科学技術分野における日本と海外の青少年の国際交流を推進する、JSTの事業です。一般公募プログラムでは大学等の日本の機関が作成する科学技術体験、共同研究、科学技術研修に関する青少年の国際交流計画の実施経費をJSTが支援します。
国際青少年サイエンス交流事業「さくらサイエンスプログラム」:https://ssp.jst.go.jp/
■株式会社DigitalBlast(デジタルブラスト)について
DigitalBlastは、“宇宙に価値を”提供するため、常に挑戦し、宇宙産業の変革を実現していきます。日本の宇宙産業をより価値あるものにしていくためには、BtoGビジネス(企業対行政間取引)に偏らない、多様な収益源の確保が必要です。事業戦略・デジタル・プロモーションなど多様なプロフェッショナルが在籍し、総合提案を強みとしています。クライアントの収益源を多様化し、新たな宇宙産業の価値確立に努めてまいります。
会社名:株式会社DigitalBlast(英文表記:DigitalBlast, Inc.)
所在地:〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング19階
代表者:代表取締役CEO 堀口真吾
設立:2018年12月
ホームページ:https://digitalblast.co.jp/
事業内容:企業変革に関する企画・設計及び支援、デジタル技術の開発及び支援、統合マーケティングサービス、デジタルマーケティングサービス、インターネット広告サービス、動画制作及び配信