【プレスリリース】DigitalBlast、シクロと重力発生装置「AMAZ(アマツ)」の利用を含めた業務委託契約を締結 史上初、ISSでの複数条件の重力環境でのビール酵母培養実験へ

宇宙産業の活性化や宇宙業界の新事業創出をサポートする株式会社DigitalBlast(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:堀口真吾、以下DigitalBlast)は、株式会社シクロ(本社:大阪府大阪市、代表取締役:山﨑昌宣、以下シクロ)と重力発生装置「AMAZ(アマツ)」の利用を含めた業務委託契約を締結したことをお知らせいたします。2024年に国際宇宙ステーション(ISS)への設置・運用を目指すAMAZにおいて、史上初の月・火星を模した重力環境でのビール酵母の培養実験を計画しています。

 

DigitalBlastは、クラフトビール醸造・販売を行うシクロと、ISSでのビール酵母の培養実験を行うため、重力発生装置「AMAZ」の利用を含めた業務委託契約を締結いたしました。宇宙実験に向けた技術サポートや宇宙ビジネスに関する知見を活かした総合的なプロモーション支援も行います。

AMAZの装置の一部を回転することで発生させる重力は、月面と同じ地球の6分の1の重力の他、多様な重力環境を再現することができ、同時比較することができます。ISSにおける複数重力環境と微小重力環境とでのビール酵母の比較培養実験は初めてとなり、新たなデータの取得の可能性にも期待しております。

なお、今回の契約締結により、シクロは民間企業初の本装置の利用事業者となります。

 

重力発生装置「AMAZ」の一部が回転している様子

 

■重力発生装置「AMAZ(アマツ)」について

AMAZは、人類の月面進出を見据え、月面での生態循環維持システム構築に向けたプロジェクト「NOAH」の第一歩の位置づけとなる装置です。開発する装置は、企業や研究機関向けに、実験環境として提供します。

本装置は、宇宙環境と月面重力における植物生理の研究を主目的としています。装置の一部を回転させることにより生じる遠心力を用いて、月面と同じ地球の6分の1の重力を再現します。発生させる重力は、月面と同じ地球の6分の1の重力の他、回転速度を変更することによりさまざまな重力環境を再現し、同時比較することが可能です。多様な重力下での栽培を通して、植物の重力応答に関する基礎データを取得します。

既にプロトタイプが完成し、地上実験を進めています。2024年にISSでの本装置の設置・運用を目指しています。

 

■株式会社シクロについて

シクロは、大阪・西成を拠点に、クラフトビール醸造・販売のほか、介護医療サービス、就労⽀援サービス事業などを手掛ける企業です。2018年からクラフトビール醸造所「Derailleur Brew Works(ディレイラ ブリュー ワークス)」でクラフトビールを醸造しています。この醸造所は、就労継続支援B型事業所「ディレイラ」が併設されており、ビールづくりを通じて、就労支援を行っています。

 

株式会社シクロ公式サイト:https://cyclo-inc.jp/

 

■株式会社DigitalBlast(デジタルブラスト)について

DigitalBlastは、“宇宙に価値を”提供するため、常に挑戦し、全ての行動と活動において価値を生み出す経営を実現します。日本の宇宙産業をより価値あるものにしていくためには、BtoGビジネス(企業対行政間取引)に偏らない、多様な収益源の確保が必要です。事業戦略・デジタル・プロモーションなど多様なプロフェッショナルが在籍し、総合提案を強みとしています。クライアントの収益源を多様化し、新たな宇宙産業の価値確立に努めてまいります。

 

会社名:株式会社DigitalBlast(英文表記:DigitalBlast Inc.)

所在地:〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-7-9 神田司町PREX7階

代表者:代表取締役CEO 堀口真吾

設立:2018年12月

ホームページ:https://digitalblast.co.jp/

事業内容:企業変革に関する企画・設計及び支援、デジタル技術の開発及び支援、統合マーケティングサービス、デジタルマーケティングサービス、インターネット広告サービス、動画制作及び配信