明治大学・佐藤直人 助教ら研究グループと共同研究開始~月面での植物栽培に向けた重力発生装置の開発へ~

当社は、学校法人明治大学(所在地:東京都千代田区、理事長:柳谷孝)の佐藤直人 助教ら研究グループと共同研究契約を締結しました。
本契約の締結により、当社と明治大学 佐藤直人 助教、登尾浩助 教授、小沢聖 特任教授は、月面での植物栽培に向けた「重力発生装置」の開発を目指した要素技術に関する共同研究を開始します。

■共同研究の背景

近年、NASAによるアルテミス計画を筆頭に、月面開発等の有人宇宙探査が盛り上がりを見せており、宇宙環境での食の確保や植物栽培に対する課題意識が高まっています。ISS(国際宇宙ステーション)等の微小重力環境では植物の育成に大きな影響が出ることが明らかになっていますが、月や火星といった低重力環境での実験事例は少ないのが現状です。当社はこの状況を見据え、装置を回転させることにより遠心力を発生させ、月面と同じ地球の6分の1の重力を再現して植物を栽培する「重力発生装置」を開発し、国際宇宙ステーションへの設置・運用を目指します。

■共同研究の概要

「重力発生装置」の開発に伴う仕様検討および設計に必要な条件等の要素技術を検討するため、明治大学 佐藤直人 助教、登尾浩助 教授、小沢聖 特任教授、明治大学黒川農場の協力のもと、月面での植物栽培に向けた重力発生装置に用いる栽培培地・環境条件・給水方法の研究を行います。

▼PRTIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000051518.html