「ポストISS」の時代に向けて、宇宙利用のあり方・展望をまとめた 書籍『スペース・トランスフォーメーション』発行 民間による宇宙開発が進み、人類の生存圏が拡大する今、必要な観点を議論

2030年の国際宇宙ステーション(ISS)退役後の宇宙ビジネス・宇宙開発を見据えた書籍『スペース・トランスフォーメーション 人類の生存圏が拡大する時代に向けて』(総合法令出版)を、2024年7月上旬に発行する運びとなりましたことをお知らせいたします。

『スペース・トランスフォーメーション 人類の生存圏が拡大する時代に向けて』(総合法令出版)

Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4862809561

■ 書籍発行の背景

これまで、宇宙空間における研究・開発は国家主導で進められてきましたが、2030年に予定されている国際宇宙ステーション(ISS)の退役を見据え、地球低軌道(LEO)での活動は民間へ移行していく流れとなっています。

人工衛星のデータを活用した観測・分析や通信ビジネス、小型衛星の製造・運用といった宇宙ビジネスの市場規模は2040年までに120兆円規模になると予測されており、こうした流れをふまえ、近年、国内外を問わず民間企業の参入が加速しています *1

日本政府も、10年で1兆円規模の資金を投じて宇宙関連の技術開発と市場形成を目指す「宇宙戦略基金」の創設を発表するなど、ISS退役後の「ポストISS」時代に向けて、「宇宙」という環境を利用して研究やビジネスを推進することは新規事業の創出や科学的知見の発見に寄与するといえます。

*1:Haver Analytics, Morgan Stanley Research

■ 書籍の内容

本書では、DigitalBlast代表として小型ライフサイエンス実験装置の開発や宇宙実験支援に加え、宇宙ビジネスのコンサルティング等に携わる堀口が、宇宙開発や宇宙ビジネスの歴史と現状を解説するとともに、月・火星などの他惑星に人類の活動領域が広がっていくにあたり不可欠な、研究開発領域におけるアカデミアの重要性などを解説しています。

また、アカデミア領域での宇宙利用のイメージを理解いただくため、宇宙実験に取り組む2名の研究者との対談を収録しています。

■『スペース・トランスフォーメーション 人類の生存圏が拡大する時代に向けて』目次

第1章 新時代を迎えた宇宙開発と宇宙ビジネス

第2章 宇宙開発の歴史と現状

第3章 宇宙ビジネスの主舞台はLEO

第4章 宇宙に人が行く、住む時代に

第5章 対談・宇宙実験の先駆者と語る展望

対談1・テラフォーミングの意義と可能性(藤田知道 北海道大学 理学部 教授)

対談2・宇宙だからこそできる、再生医学研究(谷口英樹 東京大学医科学研究所 教授)

第6章 スペース・トランスフォーメーション実現のために

※ 本書の内容は2024年5月時点の情報を元に作成しております

 

■ 書籍概要

著者:堀口真吾(株式会社DigitalBlast 代表取締役CEO)

価格:1,500円+10%税

発行日:2024年7月上旬

仕様:四六判、240ページ

発行:総合法令出版

Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4862809561

 

『スペース・トランスフォーメーション 人類の生存圏が拡大する時代に向けて』